概要
インフルエンサー「Mido」主催、「ガチ勢のガチ勢によるガチ勢のための大会」であるMido*杯 2ndの運営責任者を担当。 「プロセカ非公式大会支援プログラム」対象大会として、プレイヤー同士のオフ会のような熱量を届けることを目指しました。
LinkUp杯からの進化:技術構成の最適化
LinkUp杯での大規模なオンライン分散処理に対し、本大会では「オフライン運営」のメリットを最大限活かす構成へとシフトしました。

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ハードウェア構成の変化:
- NDIからHDMIへ: 信頼性を重視し、映像伝送の主軸をNDIからHDMIキャプチャに変更。
- 音声系統の独立: アナログミキサー(MG12XU)を導入し、映像と音声のオペレーションを物理的に分離。配線の複雑さを解消し、柔軟なマイク運用を実現しました。
- システム統合: 分散させていた集計システムなどをメインPCに統合し、PC台数とOBS数を削減。
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会場構成:
- 大阪上本町のスタジオ「みらい」を使用。機材輸送から設営まで、ロジスティクスも含めた運営を行いました。
デザイン面での刷新

- 総合スコア画面(左上): 1曲目〜3曲目の推移と合計結果を一目で確認できる新画面を実装。下部にキャストのリアクションワイプを入れることで、臨場感を演出。
- 試合画面(右上): プレイヤー情報の視認性を確保しつつ、実況席のカメラ映像を配置。
- 抽選演出(左下): 物理的な「運命の箱」とカードを用いた抽選会を実施。運営チーム制作の小道具が光ります。
- 経過表示(右下): Replayの代わりに途中経過(Score画面)を表示し、試合展開の理解を助けました。
当日のトラブルシューティングと学び
現地スタジオのネットワーク環境(Client Isolation機能)により、PC間の通信(NDIや共有フォルダへのアクセス)が遮断されるトラブルが発生。 急遽、予定していた分散処理をメインPCへ集約し、すべての配線をHDMI化することで乗り切りました。 この経験から、「信頼性のHDMI」と「手軽さ・柔軟性のNDI/IP伝送」を場所によって使い分けるハイブリッド構成の重要性を学びました。
成果と総評
LinkUp杯で得た知見をもとにシステムをブラッシュアップし、無駄を削ぎ落とした「ちょうどよい」構成を実現。 結果として、過去最高のクオリティで配信を届けることができました。
また、運営メンバー全員がオフラインで顔を合わせ、熱量を共有しながら本番を走り抜けた経験は、効率化だけでは得られない「チーム運営の楽しさ」を再確認させてくれました。